チャレンジの部分

先日 金属を彫って模様をいれる 毛彫り という技法を習いにいきました。
といっても いきなり彫りますというわけではなく まずは前もって作っていた
彫りタガネ という道具を微調整することから始まりました。

これはね ぼくのおやじから引き継いだタガネ

そういって先生は 数ある(何十本、何百本?)タガネの中から ヒョイヒョイっと取り出して
生徒たちに見せてくださる。

自分が作った出来立てホヤホヤのタガネと 先生の恐らく一世紀は現役のタガネ。
同じ鉄の株なのに 先生のタガネは生きているみたいでした。そして美しいフォルム。

やすりを動かす手の動き 固定する手 ピシッとしていて 余計な力が入っていない
的確に道具を選ぶ手 感触を確かめる手 焼きを入れる温度を目で見る 叩く音を聞く



手が決まる

何の素材でも そうなるまでには どれだけ深く対話すればいいのでしょうか。
先生の手は 正確に しなやかに 美しく動いていて恍惚となりました。

技術はね 後からついてくるもの
問題は 何を作りたいかなんだよ 
それが一番大事なんだ
とにかく たくさん失敗して自分の道具 技術を習得していくんだよ
いいかい? 

午後から降りだした雨音のように
タガネを叩く金属音が金工室に降り注いでいました。




 

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コメント
手が決まる

気持ち良い言葉の響きですね。
  • ミカさん
  • 2014/06/24 12:50 PM
本当ですねー。
  • risa
  • 2014/06/25 12:22 AM
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